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食道がんについて知っておいたほうが良いこと

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ずっと逆流性食道炎のような症状があります。

医師の診察も受けましたが、完治には至っていません。

逆流性食道炎の人は食道がんの要因になる、とも聞きました。

がんとは穏やかな話じゃないので、予防法などはあるのか調べてみました。

 

 

まず、食道がんとはどんなものか。

 

のどから胃に至るまでの細長い管みたいなものを食道と言います。

この食道の一番内側の粘膜にできるがんのことを食道がんと呼びます。

 

日本においてはこの内側の粘膜にできるタイプが90%で

男女比は3:1、60から70歳に多くみられます。

 

国立がんセンターの情報によると、食道がんによる死亡者数は毎年1万人に及び、この30年間でほぼ2倍に増えています。

また、病院でがんと診断されてからの「5年相対生存率」を比較すると

胃がんは約60%であるのに対し、食道がんは約25%にしかありません。

 

初期状態では、ほとんど症状がありません。

進行するにつれ、食べ物を飲み込むときに違和感を感じたり、痛んだりします。

 

がんが進行し、近くにある肺や気管にうつると、息苦しさや胸痛、声がかれたりします。

発症すると、食道の構造上、周囲器官などに転移しやすく

リンパ節への転移なども多くみられます。

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食道がんの主な要因としては、飲酒と喫煙です。

飲酒の場合、飲むとすぐに顔が赤くなる人が、飲酒を繰り返し

酒量が増えてくると、危険性が高まるようです。

また、飲酒と喫煙の両方の習慣があるとより高い危険があります。

 

熱い食べ物や、刺激の強いものも、粘膜へのダメージが大きく、リスクの一因となります。

 

予防法としては、禁煙、お酒を控えるの二点は重要です。

他にも野菜や果物を多く食べる(キャベツ、大根、小松菜などが有用とも)

 

 

とにかく早期発見が重要になってくるので、1年に1回は内視鏡による検査を受けましょう。

初期症状がほぼないため、発見が遅れるケースが多いようです。

 

 

逆流性食道炎との関係ですが、放置していると潰瘍に進行し、がんにつながる恐れがあります。

逆流性食道炎になりやすい人は、便秘の人、脂肪分の多い食事を摂る人、肥満体の人などがあり

お腹を圧迫してしまう状態が良くないようです。

今までは、加齢によって筋力が低下し、胃の中のものが戻ってきてしまう、高齢者の病気と考えられていましたが

最近は生活習慣の変化などから、若い人にも増えています。

 

 

 

食道がんは情報の少ない病気のようですが、その危険性は他のがん以上だと思いました。

なんか違和感があるけど、これくらいいつものこと、とそのままにしてしまいそうな初期症状というのは

危険を察知しにくく怖いですね。

やはり定期的な健康診断は行っておいた方が良いかもしれません。