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世界一料金が高い日本の高速道路

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普段、高速道路を使うことはあまり無いのですが

それだけに使用の際は、料金が高いと余計に感じてしまいます。

 

日本の高速の通行料金は、世界一高いらしいです。

こんな世界一要らないですね、本当に。

 

 

日本の高速道路の料金が世界一高い理由には

いくつか原因があるらしいのですが

・行政的な理由

・日本の地理的な理由

・割高な道路整備費用

・償還主義

などがあるようです。

 

 

行政的な理由

政治家の利権の温床が指摘され、道路公団民営化が実現されましたが

中途半端と言うほかない状態で、結局改善されていないとの声も。

対策したと見せかけて、実態は悪化しているとか

政治家の利権によるインフラならば

その状態は政治が変わらない限り、ずっと続くことになります。

 

 

日本の地理的な理由

国土交通省の説明によると、日本は山岳地帯が多く

耐震構造にする必要があることと、土地代が高いこと

橋やトンネルを多く作る必要があることなどとしています。

 

 

割高な道路整備

日本は高架率が異様に高く、整備にかかる費用も割高になります。

民営化によって第3者機関によるコストのチェックができておらず

新たな利権の温床にすらなっているという指摘もあります。

 

 

償還主義

いつかは無料になる、という前提のもとに日本の高速道路は作られています。

2014年に成立した道路関連法では

有料期間が2050年から2065年に延長されました。

つまり、あと45年は有料期間が続くという事です。

それも、延長措置が繰り返されるようであれば

実質意味がない法案ともいえるわけで

それならずっと有料化とすれば、期間的負担は減るので

料金が安くなる、と言われています。

 

 

こうしてみてみると、政治的利権が大きく関係している印象です。

なんだかやるせない感じがしますが、通行料金引き下げのためには

しっかりと議論の声をあげていく必要がありますね。

 

料金が安くなれば、色々経済的にも良くなりそうですが

最近では渋滞税が議論になっています。

 

その背景には次世代の交通として注目されているMaaSがあり

交通量の増加が懸念されています。

 

www.soumu.go.jp

 

将来的に自動運転の車が増えてくると

渋滞はさらにひどくなると考えられていて

交通量抑制のためにも導入が検討されているようです。

 

そうなってくると、都心部に車で行く、というのは

コスト的にとんでもないことになりそうですが

 

今後の議論の行方次第、ということになるでしょうか。

 

なんにせよ、日本の世界一はまだまだ続いてしまいそうではありますね。